毎日楽園化計画

時々湧き上がる思考の整理

[DIY]L字棚、座彫り(座堀)から骨組みまで(そしてトラブル)

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今回は座堀から骨組みまで進みました!

 

前回は左右の柱に梁を接続するところまで進みましたが、今回は、一番ややこしかった真ん中の柱の接続までです。

何がややこしいかというと、真ん中の柱は壁側と梁と冷蔵庫側の梁の両方と接続するので、木ネジが入り組みクロスしてニアミス起こしそうなわけです。さらにある程度太さがあり、「座掘る」という技にも挑戦しどころということで、いろいろありましたが何とか進めました。

ではザボる前に、普通に穴あけ(錐揉み)作業から。

 

柱の錐揉み作業

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墨付け(位置決め)して、普通のサイズ(3Φくらい)のドリルで穴を開けます。

私は下手なので、真っ直ぐドリルを立ててるつもりでもかなり斜めってます。なので、木ネジを入れる方ではなく、ネジの先端が出てくる側から穴を開けました。そのほうが梁側に開けた穴とのズレが少なく合わせやすいはず、という算段です。

 

で、実際裏返してみると、この通りかなりずれとります。
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ザボるのはもちろん、こっちのネジをねじ込む側です。

 

これで座堀前の穴あけは完了。

 

その他、梁の方の断面や、同じ柱の別方向(座堀るのが東西方向なら、こちらは南北方向)にも普通に錐揉みしておきます。

座堀る側は柱の奥行きが4cmと厚みがありますが、もう一方は3cmで、あまり掘りすぎると逆に柱の強度が弱くなりそうなので座掘らないことにしました。

 

奥行きのある柱を座掘る

当初、柱と梁は合釘を数本使って接続しようかなと思ってたんですが、「ちょっと強度が不安かも」と父がお盆に来たときに相談したら、ふと思いついたように、
「ザボったらええかも知れんな」
と教えてくれたのがこの「座堀」です。

「座堀」は、クギやネジの頭が木材の中に埋まるように予め木材をある程度の深さまで掘っておくことのようです。

 

これは前からうちにある組み立て式の家具の一部ですが、よく見るこの処理は座堀だったんですね。

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ちょっとググったところによると、ネジの頭が邪魔にならないようこのような処理をするようですが、今回は、
「短い木ネジを深く差し込める」
ということで、父は座堀を提案してくれたようです。

柱の太さが4cmあるのですが、ホームセンターで量販されてる木ネジでは長さが十分じゃない場合があります。でも強度のためにはなるべく深くねじ込みたい。そういう理由で今回「座堀」という方法でやってみようとなったわけです。

 

先日コーナンでゲットしたこの直径12mmのドリルを使います。いずれまた使うかもということで、ちょっと大きめを選びました。

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まずは余ってる木材で試し掘り。

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このサイズのドリルは初めてなので、ちょっと怖かったのですが、特に問題なく使えました。

 

では本番。

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時々こうやって印をつけたつまようじで深さを調べながら、

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こんな感じになりました。

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あんまり美しいとは言えないけど、まあOKでしょう。(一箇所掘りすぎて焦りましたが)

 

 

組み立て作業

組立作業は苦労ありトラブルありでちょっと大変でした。

 

横の柱と真ん中の柱を梁で接続した後に、一箇所錐揉みと座堀りを忘れていることに気付きました。で、うんざりしながらその処理をしたそこまではいいんですが、ザボったところに木くずが詰まったので、組み立てた状態のまま柱を裏返して机にトントンして詰まった木くずを落としていたわけです。その時手元でバキッとやな音がw

 

節のところから折れてました。横の柱はかぎ込んでてまだ腕木を嵌め込んでない状態なわけで、要するに脆い状態だったわけですが、それに気づかず机に打ち付けて余計な力をかけてしまったと。手順を間違って冷静さを失い、トラブルがトラブルを呼び、さらに頭に血が上るという悪循環の典型でした。(頭に血が上っていたので、割れ目の写真など撮る余裕なし)

 

しかし、墨付けから切り出し、ヤスリがけ、欠き込みという手間をもう一度やり直すなんてありえない、そんな選択肢ない、つまりこの柱でいくしかない、心はその一択です。

 

ということで、焦りながらも木工ボンドをたっぷり流し込み、しっかり合わせ押さえこんで木ネジ2本で留めたのがこちら。

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欠き込んだ場所から上にヒビが走っておりますが、どうやらしっかり留まったらしく、予後の経過は悪くなさそうです。

 

で、組み立て作業のほうですが、うーん、どうもきれいにネジが入らなかったり、90度のL字になるはずが93度くらいの開き気味だったり、欲張ってザボり過ぎ(深さ1.5cm)てネジが露出してしまったりとちょっと落ち込む感じ・・・。欲張らずに1cmくらいにしておけばよかったと後悔。

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うーん、写真にも私の心の乱れが読み取れるようです・・・。

 

上手くいったところでこんな感じ。

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でもまあ、一応骨組みのかたちにもなったわけだし、全体的には悪くないと気を取り直して作業を進めます。気に入らないところはまた棚板嵌め込んで、頭冷やしてから調整したほうがいいかも知れませんしね。

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↑こう見ると別に悪くはないです。(壁と冷蔵庫の角にググっと押し込んだら一応90度にはなります)

 

次は、棚板をL字に接続する作業からほぼ完成の状態、後はオイル塗りを残すのみ、というところまで持っていく予定です。