[DIY]大工父の監督のもと、ノミを使って木材を切りかぐ
盆休み。
ちょくちょく棚の相談していたら、「手伝ったるで」と大工の父が泊まりがてら母と一緒に来てくれました。
腹ごしらえののち、SketchUpで描いた設計図を見てもらい作業開始です。今回は柱と腕木の切りかぎ(欠き込み)作業。初めてのノミ楽しみです。
その前に以前SketchUpでなぞったとおり、まずはノコギリで切れ目を入れるところから。
丸ノコ持参して来てくれたんですが、それだと怖くてマネできないので、頼んでノコギリで作業してもらいました。
が、数分ノコギリで切ってくれた後、
父:「こらやっとれんで」とやはり丸ノコが登場することに。
いやしかし丸ノコはやっぱり私レベルの素人にはムリです。途中、木の節目に引っかかってはぜるような場面もあってヒヤッとしました。くれぐれも皆さんには手動のノコギリをおすすめします。写真は腕木にノミで切り取る用の切れ目を入れているところ。
一方、柱の方にもこんな風に切れ目を入れました。
余談ですが、こんな風に木材の上に乗せて作業したら、特別に台を用意しなくても、座ったままでも作業しやすいんだなと。
真ん中に2本、ノミで作業しやすいように「捨てノコ」もいれました。
さあ、いよいよノミで切りかぐ作業に入ります。
私も買ったノミを研いで準備してたんですが、
「これ研げてないで。お父さんもってきたやつでしよか」
と父持参のノミでお手本を見せてもらいました。
下にキズ防止と消音のために畳んだタオルなどを敷いて、上からハンマーで叩くと、ポロッと面白いように木片が落ちます。
後はこんな風に削るように断面を整えていきます。
私もやってみたけど超楽しい!ハンマーで叩いてポロッと外す作業も、こうやって削る作業も何故かすごくハマって黙々といつまでもやってたい感じ。
カメラマン役を頼もうと思ってた母はおひるね爆睡中だったので、仕事の調べ物してた旦那が援護に来てくれました。(プログラマーの旦那は半分仕事が趣味なもので。決して社畜ではありません)珍しい光景に旦那も興味深そうに見てました。
ここからもう少し整えますが、柱の方のカギ込みの途中工程もこんな感じです。
といった感じで、夏休み親子自由研究といったところでしょうか(歳のことは置いといて)。いろいろ会話もできて、いやー楽しかった。
作業しながら、
「木材が曲がっている場合、墨付けとか難しいんだけど、どうしたらいい?」
と質問してみたんですが、
「まあ多少曲がってても、木同士組み立てたら矯正されるやろ」
とのこと。そう言いながら角材をグイグイ押してたわませて均すようにしてました。
「切りかぎ過ぎて、木材を組み合わせた時にゆるくなってしまったら、ノミで削った木くず(木片に近い大きさのやつとか)を一緒に挟み込んだらええねん」
とも言ってました。
父の作業を見てて思ったことは、ざっくり作業進めていって、後で微調整するような気持ちでやればいいのかなぁってこと。てげてげと言うかケセラセラと言うか、まあそんな感じで作業したほうが楽しいなぁと思いました。
昼過ぎから初めて16時頃までやったところで、
「もうお父さん疲れたわ。後は自分でやって」
とのことで、その後はみんなで肉とビールと焼酎でいろんな話に花が咲き、これまた楽しい酒盛りでした。
父は奄美諸島の喜界島出身なので、私たちのルーツの話や仕事の話等々。就寝前にも大工仕事で使える物理や数学的な話もしてくれて、これには数学好きの母とこれまた数学好きプログラマーの旦那も興味深そうに聞いてました。DIYにも活用できそうなので、これについてはまた改めて書こうと思います。この日やり残した作業も後日に。
そんなこんなでとても楽しいお盆でした。またこんな機会があればいいなぁ。